羽根守のハネブログ

羽根守が思ったことを書いていく、そんなブログです。

サヨナラ英語からのりスタート本

 

 ※ 本文は下にあります。

 

 小学校から英語が導入され、ローマ字の読み方はどう読めばいいのかと騒がれているが、いつから英語を学んでも英語がまったくできないのが現状である。私自身もこどもの頃、親に英会話教室に行かされたものも、教師が言った単語をオウム返しにするだけで学ぶことはなかった。

 まあ、英語ができるためには日本語文法の壁を壊し、英語の発音には有声音以外に無声音があることを知らないといけない。それに加えて、英語を使う言語圏の文化性や宗教観を意識する必要もあるため、英語がハードルの高いものへとなってくる。

 これがこどもの頃からやるのだからさあ大変。言葉の組み立て方が全く違う言語を同時平行でやっていくのだから頭が困惑し、『日本人なんだから英語はできなくていいじゃん』思考になる。サヨナラ英語になるのも仕方ない。 

 いや、それだけならまだいい。英語教師が英語を教えるに値しないレベルに達していないとニュースになっている。しかも、生徒の英語ができないのは教師ではなく生徒のせいになるのだから、こどもの英語ぎらいは拍車にかかる。

 私が高校時代の頃、SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCをしっかりと教えてくれた英語教師はいませんでした! と、胸を張って言える。おかげさまでその当時は、英語がまったくできない君になりました。ちくしょー。

 しかし、独学で英語学習をやり直し、英字ニュースが読めるぐらいのレベルにはなった。とはいえ、リスニングや英会話、しっかりとした発音などなど、まだまだやらないといけない所はある。

 

 ――課題が多くなるとどうしても手づかずになってくる。

 

 こうなるとサヨナラ英語をして心をラクにしたい。

 一度ラクを知るとどうしても習慣化としたくなる。こんな心へと傾く中、本屋に寄ってみたら良書と出会ったわけである。

  

□ サヨナラ英語からのリスタート本

  英語は“速く”間違えなさい

 

英語は

英語は"速く"間違えなさい

 

 この本は良書です。

 英語学習書は『ここが変だよ日本人』のようなクリティカル(批判的)なポイントを洗いざらいして、外国人はこうするんだよ、という本があるが、この本はそういった所がない。

 “恥はチャンス”と前向きになれる言葉が多数並んでいて、英語にある苦手意識を感じなくて楽に読める。しかも、中学生でも読める平易な文章であるため、スラスラと何度でも読める。

 

 ・ 100万、間違えればそれだけ英語が習得できる、

 ・ 5分間でできる勉強法、

 ・ 英語のメンタルケア、

 

 などなど、英語の学習書以外にもコーチング本としても役に立つ。もし、文法や長文でイヤになっている中でこれを読み返せば、失ったやる気が取り戻せる、いわば消費しないドリンク剤的な本として使える。本棚で手に取れる位置に置いときたいそんな一冊だ。

 

 ただ、受験や資格を取るための英語学習本ではない。センターで9割取る、TOEICで満点取るといった英語戦略学習本ではないということだ。受験で良い点を取ればそれでいい、と考えるのであれば、他の本を選んだ方が良いだろう。

 

 それと、この本はタイトルと中身が少しズレている。

 この本の中には「英語は一朝一夕でできるものではない」と読める所がある。あれ? タイトルと違わなくないと思うがそれは違う。『英語をすぐできるようになるには”速く“間違える』ということではなく『英語をしっかり長く付き合っていくためには”速く”間違えて正確な英語を身につける』という意味である。

 なので、英語を短く学習したいインスタント英語を望むヒトは、この本はオススメできない。英語を長く勉強するためのガイドブックを探しているのであれば、速く手に取りなさい、と、言ってみる。

 

 英語に対して苦手意識を持っているヒトも、もう一度英語をやり直したいというヒトも、本気で英語からサヨナラしたいヒトも、この本を読んでみるといいと思う。この本が良書ならそれでいいし、この本はダメだと別の本を手に取ってみる。

 

 “速く”間違えるというのは『良いこと』を見つけるキッカケになる。

 

 と、英語学習書以外で良いことを学べた気がした。

 

英語は

英語は"速く"間違えなさい