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羽根守のハネブログ

羽根守が思ったことを書いていく、そんなブログです。

ユーチューバーの視聴者とは誰か?

 

 今日、カフェで作業をしていたら、私の隣に主婦たちが座って、雑談をした。その内容はこどもの名前やネットで拾った画像など、とりとめのない話であった。

 どうでもいい話だなと思いながら、私は作業を続ける。

 ふと、そこで私はあることが気になった。

 それは彼女らの話ではなく、主婦が連れてきた一人のこどもだった。

 

 そのこどもは3,4歳ぐらいのこどもで、母親のスマホを借りてマリオを見ていた。マリオがスマホで登場するゲームなど聞いたことないので、プレイ動画だと察した。

 プレイ動画については色々と議論があるが、まあ、それは置いといて、主婦たちが雑談している間、そのこどもは次々とプレイ動画を見ていた。wiiuでプレイできないのかなと思っていたら、ちょっとあることに気づいた。

 

 もしかすると、ユーチューバーの大半の視聴者はこういうこどもじゃないのかな?

 

 3,4歳ぐらいのこどもにとって、母親のつまらない雑談ほど苦痛のものはない。母親の井戸端会議で待たされるこどもは暇で死にそうなものだ。そのとき、こどもがやることといえば、携帯ゲーム機で遊んでいるというのが、数年前までの風景だった。

 なぜ、大人はこどもにゲームを与えていたのか? それは、ゲームが子守の役割を持っていたからである。こどもは隙さえあれば、親と遊ぼうとせがむ困ったちゃんでもある。

 こどもの用件にいちいち付き合うヒマはない。自分達の仕事や時間を確保するために、こどもに携帯ゲーム機を与えていた、と、私は考える。親の雑談の横で携帯ゲームで遊んでいたこどもの姿が今でも目に浮かぶものだ。

 

 ところが、スマホが普及した現在において、その光景は少し減りだしている。こどもに自分のスマホを与えて、動画を見させる親が増えている。その理由はスマホの携帯性と、携帯ゲーム機を買えない経済的理由だと考える。

 スマホの携帯性というのは、いつも持ち歩いているという意味である。スマホはゲームや動画を見る以外にも、夫との連絡をするために、スマホをいつも持ち歩いている。現代人にとってスマホは必須アイテムと言えるだろう。

 友だちとカフェで話をしたい、だけど、こどもの子守もしないといけない。

 そういうとき、スマホは強い力となる。スマホの無料ゲームは怖いから、無料動画を見させた方がリスクも少ないし、何より夢中になって見る。いいことだらけだ。

 

 日本において動画サイトで再生数が伸びている動画は、そういうこどものヒマを潰すコンテンツが強いのだと、私は思う。勿論、テレビでオモシロイと思った部分を切り取ってアップロードする動画も強いし、有名ユーチューバーが上げている動画も再生数が多い。話題性のある動画とネット上のお友だち動画が日本で流行っている。

 親が安心して見させることのできるお友だち動画が流行っている現状は親の子守事情があるのだと、私は思う。

 こどもの子守の役目が携帯ゲーム機からユーチューブ動画へと移った瞬間を目の当たりにした。

 

 雑談を終えた主婦たちが外に出て行く時、プレイ動画を見ていたこどもが私にスマホを見せてきた。こどもはすぐ親に連れられて、外へと出て行った。

 はたして、あのコは何を言いたかったのだろうか。自分の好きなプレイ動画を見つけてはしゃいでいたのか。

 自分がプレイした動画ならぜひ見せてもらいたいが、他人がプレイした動画ならちょっとゴメンだ。なんだか悲しくなる。色々な意味で。