羽根守のハネブログ

羽根守が思ったことを書いていく、そんなブログです。

久方ぶりに小説を。

久方ぶりに小説を書いてみました。 テーマは存在と時間。 9月28日カクヨムで完結する予定なのでぜひ宜しければ、ご愛読していだだけると幸いです。 では、また。

ボードリヤールとウェブ小説

大量消費時代における「モノの価値」とは、モノそのものの使用価値、あるいは生産に利用された労働の集約度にあるのではなく、商品に付与された記号にあるとされる。たとえば、ブランド品が高価であるのは、その商品を生産するのにコストがかかっているから…

読解の鋳型は利用するか、利用しないか。

こんにちは、羽根守です。 今日は読解の鋳型《いがた》について話していきたいと思います。 読解の鋳型というのは、いわゆるテンプレ読みです。 例えば、小説で起承転結があるように、評論やエッセイにも、始まり→テーマ→具体的内容→結論、という順番で書く…

“異世界18きっぷ”の作り方―異世界モノ短編小説をこう書いた。

カクヨムで公開した短編小説『異世界18きっぷ』について、色々と書いていきたいと思います。このブログではこれでもか! というぐらいネタバレしまくっていますので、もし『異世界18きっぷ』を先に読みたい方はこちらのバナーをクリックしてください。だ…

久方ぶりに小説でも書いてみました

カクヨムに短編小説を書いてみました。 ぜひ読んでください。 kakuyomu.jp それでは。

その次。その次。

人間、“その次”を考え出すと一気に未来が閉ざされる気分となる。特に、“その次”の“その次”なんて考えたら、未来に潰される。 例えば、今している仕事が終えたとき、その次の仕事を考える。この仕事は早めにやるべきか、それとも誰かに任すべきか。それとも、…

“ながら行為”があなたを苦しめる

今日は頭から本題に入ります。 ながら行為とは、本題以外の何かをしながら本題の作業をすることである。例えば、スマホを見ながら街中を歩くことがそれに当たる。スマホで情報を得ながら目的地まで歩くと、なんだか一石二鳥だと思うものだ。しかし、スマホを…

復習や反復練習ほどイヤな言葉はない

復習は嫌いだ。まして反復練習というのは嫌いだ。 まったく同じ内容のことをやるのだから意味ないと思う。しかも、何度も同じ練習をさせられるのだから、上手い人から遅れる感じがする。 ……あのヒトはもっと良い練習をしているのだからうまい。 ……あのヒトは…

サヨナラ英語からのりスタート本

※ 本文は下にあります。 小学校から英語が導入され、ローマ字の読み方はどう読めばいいのかと騒がれているが、いつから英語を学んでも英語がまったくできないのが現状である。私自身もこどもの頃、親に英会話教室に行かされたものも、教師が言った単語をオウ…

――血反吐の『自己愛』マラソンで自己を肯定する。

一週間前、なんとなく図書館で手にした一冊の本がある。 (085)自己愛モンスター (ポプラ新書) 作者: 片田珠美 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2016/03/01 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る タイトル通り『自己愛』について書いてる本で…

勤労の神様がいないワケ

そういえば、勤労の神様って誰かいるかなと思いながら、ウィキを見てみたら仕事の神様大黒天はいるが、勤労の神様と呼べる神様は何処にもいなかった。あれ? どんなものにでも精霊信仰をしたがる日本人が勤労の神様はいないのか? と頭を抱える事態となった…

玩具性の線引き

現在のおもちゃというのはこどもの想像性を広げる知的教育面としての有効面ばかり取りざたされている。これで遊べばこどもの力がつく! と何処かの自己啓発書みたいな感じを受ける。 しかしながら、こどもはそういうおもちゃを説明書通り使うかというとそう…

誰かに誘われても上座に座るな!

社会人マナーにおいて上座は口酸っぱくなるぐらい注意されるものであり、また、新入社員が上座をわかっていないと、ついついそこは上座だろうと? 口走ってしまうようなものである。それだけ大事なものであるかというと人よりけりであるが、私にとって、上座…

コンビニの立地問題

コンビニの店舗は2016年度でおよそ55000軒近くに膨れあがり、日本の人口を1億2000万人として数えると、コンビニ1軒あたり約2200人が通うという計算となる。勿論、これはただの計算であり、コンビニ一軒あたりどれだけの人数が通うのかは様々な要素が含まれる…

”詰め”と”諦め”

いろんな場面で大切なものが色々とあるが、そのなかでもこれが大事! と、なかなか気づかれない代物というのが『詰め』だと思う。 例えば、大学受験や資格試験である程度まで勉強をしたが、あと一歩というところで点数が取れないというのはおそらこの”詰め”…

想定力のメリットとデメリット

ツイッターのまとめ”togetter”を見ていたらなんだか面白いものを見つけた。それは”ラノベを読んでも読解力は身につかない」について持論展開する人たち”の引用した文だった。 「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」の一説より、 『――読み手が文脈を…

怒るというセーフティーネット、怒らないという社会の破けた網

私は二度、車に轢かれたことがある。一度目は自動車、二度目は自転車だ。どちらがヒドかったというと、自動車だと思うが、残念ながらヒドかったのは自転車の方だ。 一度目は高校生の頃、自転車から片足を地面につけて信号機を待っていたら、その足のふともも…

大人げないおっさんから学ぶ、日常の「速さ」

お腹すいた時に天丼が食べたいなと思ったそのとき、ふと、あることを思い出した。 それは平日の昼下がり、天丼屋で店員に向かってどうしようもない文句をぶつけていたおっさんのことだ。 あまりにもくだらないので、ながなが書く気はないので単刀直入に言う…

千羽鶴はいつ届けるべきか?

熊本地震で被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。 さて、熊本地震について色々と思うことがありますが、一番思っていることが一つ。 色々と早い。そんな気がしてならない。 熊本地震が発生してから一週間近く、驚くほど迅速な対応ができている。これ…

テレビの魔法が解けた日-2016-01-18

SMAPと言えば、日本に住むヒトなら誰もが知っているスーパーアイドルであり、多くのヒトに夢や希望をもらしてくれた大きな存在であった。 彼らがテレビに出ると、視聴者は、次はどんなことをしてくれるのかを期待し、同時に彼らはけして私達の期待を裏切らな…

モノ書きのパラメーターについてドラクエ風味に考えてみる

モノ書きのパラメーターについてドラクエ風味に考えてみる。 この考え方は書き手としての自分を認識する際にとても役に立つと思う。 それでは、まず、基本のパラメーターについて。 > HP:自分自身の「信頼度」、読者の「期待度」 > MP:トリックや設定な…

今年1年は『冬』の年でした。

2014年はどんな年だったのかは多くのバラエティ番組でやっていますし、どんな本を読んだのかというのも様々なブログでやっていると思います。ただ、今年を全体的に通して見ると『冬』の時期だったのではないかと思います。 アナと雪の女王から始まった今…

ユーチューバーの視聴者とは誰か?

今日、カフェで作業をしていたら、私の隣に主婦たちが座って、雑談をした。その内容はこどもの名前やネットで拾った画像など、とりとめのない話であった。 どうでもいい話だなと思いながら、私は作業を続ける。 ふと、そこで私はあることが気になった。 それ…

モノを書くモチベーションの上げ方

最近、新しい小説を書き始め、自分の中でモチベーションが上がってきたなと思います。そこでトーシローの私がモノを書くモチベーションについて色々と語ってみます。 1.自分なりのファーマットをつくり上げる。 モノを書く上で大事なのは構成。起承転結、…

読書の秋なので、私なりの「本を読む習慣」について語ってみる

基本、私は本を読まない人間です。しかし、今年に入ってから読んだ本は累計200冊以上あります。ちなみに、この中にはマンガは含まれていません。 それでは、なぜ、私は本を読まないのに、これだけ本を読んでいるの? それは本を読む習慣を作っているから…

「小説家になろう」でデビュー?して半年経って思うこと

□ 「小説家になろう」でデビュー? して半年 ここらで一度、「小説家になろう」で書いた二作の長編小説について振り返ろうかと思います。 表現規制のプロット ― 異世界へ転生してチートします ― 表現規制のプロット ― 異世界へ転生してチートします ― 電車に…

1ヶ月遅れの『アヴェ・マリアのヴァイオリン』

□ 『アヴェ・マリアのヴァイオリン』を読んだ理由 今日のこの一冊は『アヴェ・マリアのヴァイオリン』、夏休み読書感想文のお題に出ていたこともあって一度は読んでみようとしていたが、なかなか読む機会がなかった。飛び石連休ということで読む機会が生まれ…

原稿が仕上がったので、ミライショウセツ大賞に応募します。

ミライショウセツ大賞に応募することにします。 元々、pixivにあるミライショウセツ大賞というネット小説投稿大賞を知ってから、小説を書くことにしました。お題である「魔法少女」に、これは苦手ジャンルな思いながらも、その困難に打ち勝ってこそ面白い小…

第二回文学フリマ大阪に行ってみた。

二日前、文学フリマ大阪があることを知り、今日、行ってみました。 純文学もあればミステリーもあり、SFやライトノベル、詩集、果てにはサブカル系レビュー小説などなど、書店ではまずお目にかかることのない本が並んでいました。 どんな本があったといえば…

今日のこの一冊、ビブリオトーク【ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義】

■ ビブリオトークとは? この本を読者に読ませたいと一点のみで相手に薦めるブックレビュー。 本を読んだ感想よりも企画色が強い本の紹介である。 第一回目のビブリオトークは、【ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義】なり…